クラブって何だろう?
こんばんは!かみたま(@ngsk_111)です。
夏バテ気味で7月に入ってから体重が2キロほど落ちました。命の危機を感じます。
(バリバリ元気です。)
先日話題のこの映画を新宿まで出向いて見てきました。
飛行機の墜落事故によりクラブの監督、選手、スタッフなど多くが犠牲になってしまったシャペコエンセを追ったドキュメンタリー。
亡くなられた方の中にはJリーグにゆかりのある方も多く、まだまだ記憶に新しい悲劇。
自分の愛するクラブの選手たちのほとんどがある日突然帰らぬ人となってしまったら、、、考えたくもないですね、、、
あまり詳しいことを書くとネタバレとなってしまいますが、まぁ当然ですが綺麗事だけで何とかなる話ではないですし、悲劇のクラブとして知名度が上がることに対する葛藤も当然あったようで、、
作品中でのとある亡くなった選手の妻の台詞
「クラブにとって選手は代わりがいる。しかし、私が失ったのは夫、、」
非常に重たい台詞でした。
「クラブ」とは何でしょうかね。
シャペコエンセは一夜にして監督を初め多くの選手、スタッフを失いました。
何とか選手を集めて、サッカーチームとしての形は作ったものの「それ」は「シャペコエンセ」なのでしょうか。
難しい問題です。作中ではそのあたりの葛藤も描かれていましたね。
※全編通して「お涙頂戴」な作りではなく綺麗事だけじゃすまされないマイナスな部分も言及されていて新鮮でした。
さて「クラブ」とは何でしょう。
ものすごくドライな話をすれば、サッカーチームとして体を成すだけならば選手がいればいいだけです。
FWが足りなければFWを獲得すればいいだけの話です。それでサッカーは出来ます。
そして選手は入れ替わるのが当たり前です。
シャペコエンセのような悲劇に見舞われなくても、シーズンオフでスタメンが総とっかえのようになってしまうクラブもあります。
今、あなたが応援しているクラブで
10年後も残っている選手は何人いるでしょうか??
テセウスの船のような話になってきましたね(笑)
これに関して元浦和レッズの鈴木啓太さんが御自身の引退試合で興味深いことを言っていましたね。
「時代は移り変わるし、選手も変わるし、クラブのスタッフも変わる。 でも、サポーターは変わらない。 クラブは選手の物でもないし、クラブスタッフの物でもない、サポーターの物だよ。」
※挨拶の動画、知り合いの浦和サポさんから頂いたのですがブログに挙げる許可得ていないので文字だけで失礼します。
サポーターのものは言い過ぎかもしれませんが、その地域の文化を吸収して大きくなっていくのがクラブだと思います。
浦和というクラブはどこよりもサポーターが熱い。
鹿島というクラブはどこよりも勝利に飢えている。
このあたりのイメージは、選手が全員入れ替わったとしても変わることはないのではなでしょうか。
サポーターの声が小さい浦和。
勝利への執着が薄い鹿島。
これは本当に浦和や鹿島と呼んでいいものなのでしょうか。
疑問ですね。
まだJリーグが出来て四半世紀、はっきりとは文化が出来上がっていないクラブがほとんどだと思います。
それでもゆっくりと長い時間をかけてクラブとしてのアイデンティティーが出来上がっていくのだろうと思います。
そのためにもしっかりとサポーターとして愛するクラブを支えていきたいですね!